アクセス

横山大観とは

 岡倉天心を師と仰ぎ、明治・大正・昭和の90年を生きた大観は「一切の藝術は無窮を趁ふの姿に他ならず-芸術は感情を主とす-世界最高の情趣を顕現するにあり」を座右の銘としました。
 明治維新で水戸藩士の身分を失った父とともに上京、東京府中学校(現日比谷高校)を優秀な成績で卒業後、明治18年、東京大学予備門とその付属英語専修科の両方を受験しました。それを問題視する声があがり、掛け持ち受験した全員と共に不合格となってしまいます。そこで私立の東京英語学校に入学します。ここで学んだ語学力は後年の画家・大観を大いに助けることとなるのです。進む道を変更し、明治21年、東京美術学校(現東京芸術大学)を受験し、一期生となります。卒業後は東京美術学校助教授となるも、校長岡倉天心とともに辞職し、日本美術院創立に参画します。明治36年にインドに外遊、翌年渡米し、その語学力も生かし各地で作品を展覧しますが、これが大盛況となります。米国から欧州に渡り、各地を巡って帰国します。そして明治42年より上野池之端に居を構えることとなります。ここで精力的に作画に取り組みました。昭和5年、ローマでの日本美術展では使節として赴くなど、日本の美術界を牽引し活躍しました。昭和12年には第一回文化勲章を受章しました。

所蔵品について

 所蔵品は、大観の絵画作品・習作・スケッチをはじめ、大観による陶磁器の絵付け、着物の意匠、書籍の装丁にいたるまで多岐にわたっており、大観の画業の全貌を知ることができます。大観にゆかりのある画家たちの作品、画材をはじめとする大観の遺品、書簡、大観が収集した古美術品なども、当館のコレクションの特徴です。これらは、大観の趣味や交友関係、日常の姿など、知られざる一面を伝える貴重な資料となっています。
 当館では横山大観の作品および習作など215件のほか、近代作家の絵画、彫刻作品、大観旧蔵の陶磁器、古画、画材などをおよそ1200件所蔵しております。 

風雨 明治25年 横山大観 処女作

Wind and Rain c.1892 Yokoyama Taikan

あやめ 明治34年ごろ 横山大観

Ireises  c.1901 Yokoyama Taikan

ははちょう 大正15年 横山大観

Crested Myna c.1926 Yokoyama Taikan

霊峰飛鶴 昭和28年 横山大観

Mt.Fuji with Cranes in Flight c.1953 Yokoyama Taikan

秋の夜美人 明治35年 菱田春草

Beauty in the Autumn Night c.1902 Hishida Shunso

河童(かっぱ) 大正~昭和初期 小川芋銭

Kappa Taisho period to the early Showa period Ogawa Usen